2015年11月19日木曜日

プライベート SIM の初期費用値下げ、「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡費用改定が発表されました

Decreased Land Set-Up Fees and Changes to Transfer... - Second Life

プライベート SIM の初期費用値下げ

プライベート SIM の初期費用の値下げが発表されました。

改定前改定後
フルリージョンUS$1000US$600
開発済みフルリージョンUS$1029US$629
ホームステッドUS$375US$225
開発済みホームステッドUS$395US$250
オープンスペースUS$250US$150

いずれも、40% 割引になっています。

値下げになったのは、プライベート SIM をリンデンから直接購入する際の初期費用です。
プライベート SIM の維持費は、変更はありません。

これから SIM を新規購入しようと考えていた方には、朗報ですね^^

「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡費用値上げ


セカンドライフの SIM は、リンデンのサーバー上で動いています。

サーバーのスペックは常に同じではなくて、時々見直しが行なわれ、その時々の適切なスペックのものに更新されます。
そのサーバーのスペックに応じて、“クラス”という種別があります。

2015 年 11 月 19 日現在、最新のクラスは「クラス 8」です。

クラス 4 までは、SIM の維持費はフルリージョンの場合、月額 US$195 でした。
クラス 5 になる際に、高性能なスペックのサーバーになるかわりに、維持費が US$295 に値上げされました。

ただこの変更には既存のユーザーからの反発が多数あり、多くの SIM オーナーはクラス 4 のままクラス 5 へと移行しないという状況が発生してしまいました。

このためリンデンは、既存のユーザーを「Grandfathered(適用除外)」という扱いにして、維持費を月額 US$195 のまま提供することにしました。
“古くからのユーザーのための特典”という感じのものです。

Island Monthly Fee Pricing for 2010 - Second Life

この状況は、現在まで続いています。

現在は、サーバーのクラスによる値段の違いはありません。
「Grandfathered(適用除外)」のユーザーか、現行価格のユーザーかの違いがあるだけです。

Moving away from server Class - Second Life


今回、この「Grandfathered(適用除外)」SIM を譲渡した場合の譲渡費用が改定されました。

維持費が US$195 の人維持費が US$295 の人(現行)
フルリージョン$600$100
ホームステッド$300$100
オープンスペース$100$100

変更があったのは、フルリージョンとホームステッドの譲渡費用です。

今回の改定で、「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡費用が大幅に値上げになりました。
改定後の価格は、新規でプライベート SIM を購入する際の初期費用とほとんど変わりません。

ただし、「Grandfathered(適用除外)」SIM を譲渡した場合、新しいオーナーも「Grandfathered(適用除外)」扱いになります。
維持費は新しいオーナーも、月額 US$195 のままです。

この部分には変更はありませんので、長期に SIM を維持するのであれば「Grandfathered(適用除外)」SIM を譲渡してもらう方がお得になる可能性もありますが…、導入の際のハードルはかなり上がってしまう感じです。

なぜこういう施策にしたかの説明はまだありませんが、「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡を躊躇してしまうようなことをわざわざ行なっている点から、リンデンとしてはこの改定で「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡をあきらめてもらって、現行価格の新規ユーザーを増やしたいという思惑があるのかもしれません。

「Grandfathered(適用除外)」SIM を譲渡したい/譲渡してもらいたい…と思っている方は、新しい譲渡費用にご注意ください。

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2015年11月11日水曜日

セカンドライフのデフォルトアバター“クラシック”がリニューアルされました

セカンドライフのデフォルトアバター、“クラシック”がリニューアルされました。
New Classic Avatars are Now Available in Second Li... - Second Life

セカンドライフのアバターには現在、大きくわけて二つの形態があります。

クラシックアバターセカンドライフが始まった時からあるデフォルトアバター
メッシュアバタークラシックアバターをアルファレイヤーで全て消して、メッシュで出来た身体(メッシュボディー)を使うアバター

セカンドライフのデフォルトアバターにも、昨年メッシュアバターが導入されました。
New Mesh Avatars Now Available in Second Life - Second Life

クラシックアバターもそれまでにも何度かリニューアルされてはいたのですが、それでもメッシュアバターよりは見劣りしてしまうものが多かったため、ほとんどの初心者の方がこのデフォルトのメッシュアバターを使うようになりました。

ところが、メッシュボディーのアバターを使われたことがある方なら分かると思いますが、メッシュボディーに洋服を着せるのはすごく難しいです。

特に、デフォルトアバターのメッシュボディーのように身体の一部を隠すことが出来ないタイプのメッシュボディーでは、その身体に合わせて作られている服しか着れないことがほとんどです。

せっかく見た目がいいメッシュアバターで始めても、他の服を着てみたい思うと、結局クラシックアバターに戻すことが必要になってしまいます。
これでは初心者向けとは言えません。

そこで、クラシックアバターの品質を向上させて、メッシュアバターと比較しても見劣りしないものに改善したのが、今回の新しいクラシックアバターです。


今回リニューアルされたクラシックアバターは、16種類あります。

新規ユーザーの方は、セカンドライフ公式サイトの新規登録画面で選択することが出来ます。

登録する | Second Life

既存のユーザーの方は、ビュアーの「ミー」メニューにある「アバターを選択」から選択することが出来ます。




新しいクラシックアバターは、下記のオブジェクトで構成されています。


  • シェイプ
  • スキン
  • 眉毛
  • メッシュ服
  • メッシュ服用のアルファレイヤー
  • メッシュ靴
  • メッシュ靴用のアルファレイヤー
  • まつげ(女性のみ)
  • まつげ用アルファレイヤー(女性のみ)
  • Animation Override(AO)

クラシックアバターだけで、品質の高いアバターを実現しています。



新しいクラシックアバターのメッシュ製の洋服や靴/髪などは、既存のアバターにも流用出来ます。

あまりにも出来が良すぎて、こんなのをデフォルトで配布されるようになっちゃたら、困っちゃうお店の人も出てくるんじゃないの?というくらいですw


もうひとつ特徴的なのは、AO が標準で用意されていることです。

AO 自体は、今年の夏くらいから既存のデフォルトアバターにも導入されていたようです。
今回の新しいクラシックアバターにも、もちろん導入されています。

これにより、“仁王立ち”が目立っていたデフォルトアバターは、もう見かけなくなるかもしれません。

この AO には、HUD といったインターフェースは用意されていません。

HUD の場合、その HUD 独自の操作方法を覚えないといけなくなってしまうことと、初心者は画面上にある HUD をうっかり外してしまう可能性もありますので、そういった点を考慮して、あえて UI を用意しないという形になったのではないでしょうか。
もしそうだとしたら、それは正しい判断だと思います。


新しいクラシックアバターの描画コストは、いずれも 10000 以下に抑えられています。


今後導入される予定の「Avatar Complexity」でも、全く問題が無い描画コストです。

天使になりたくて: 描画の負荷の高いアバターを描画しないようにする「Avatar Complexity」プロジェクト

高品質で、ビュアー(パソコン)にもやさしいアバターが、今回の新しいクラシックアバターです^^
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2015年11月6日金曜日

次世代プラットフォーム「プロジェクト・サンサール」のビジュアルが公開されました

リンデンラボ CEO の Ebbe Altberg(Ebbe Linden)さんは、アイルランドの首都ダブリンで開催された「Web Summit 2015」にて、リンデンラボが現在開発中の次世代プラットフォーム

開発コードネーム:プロジェクト・サンサール(Project SANSAR)

のビジュアルを初めて公開しました。

リンデンラボの企業サイトも、「プロジェクト・サンサール」のビジュアルを前面に出したものに変わっています。


Create Virtual Experiences | Linden Lab

会場で公開されたという映像は、残念ながらリンデンラボからは公開されないそうですが…、

参加していたユーザーが撮影していたものが、Twitter 上に公開されています。
映像は、現在開発中のアルファ版(pre-alpha v.10.21.15)のものです。

また、写っているコンテンツはすべて、「プロジェクト・サンサール」のクローズドアルファ版にリンデンラボより招待されたユーザーによって作成されたものだそうです。

今回は本当にチラ見せ程度の内容ですので、「プロジェクト・サンサール」の内容はまだほとんど分かりません。

ただ、そのビジュアルを見る限りでも、セカンドライフでは見かけないような高品質なオブジェクトはもちろん、光の厚みを表現するボリュームライティング(Volumetric Lighting)が採用されているなど、

次世代

を感じさせるような雰囲気になっています。

サービス開始は 2016 年末の予定ですのでまだまだどうなるかは分かりませんが、今回のビジュアルを見る限りは、少し期待してもいいかもしれないような感じですね^^

と言っても、リンデンクオリティーですので、過度な期待は禁物だとは思いますけれど…w


今回の発表は、Fortune 誌のサイトなどでも紹介されています。

Linden Lab Wants to Encourage VR Creators Through 'Project Sansar' - Fortune

First Glimpse of Linden Lab's Next-gen Virtual World, Project Sansar - Road to VR

「プロジェクト・サンサール」についての情報は、こちらもご覧下さい。
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